ジャニヲタのための「自炊」超入門~雑誌タワーを攻略しよう(2)自炊手順実践編~
どうもどうも、更新ペースは基本的には月イチくらいでちょうどいいのでは?って思ってるんですが、自炊入門に関してはあまり間を開けずに完結まで持っていきたいので度々失礼します。あと個人的にしばらく現場ペースが緩そうなので時間のあるうちに自炊も自炊入門もなんとかしてしまいたいっていう…。そしてジャニヲタのためのレシピ紹介ブログだと思ってしまった方がいたら申し訳ありません。DVD鑑賞会でみんなでつまめるおいしいおやつなどのガチな自炊入門記事を書いてくれるジャニヲタの方がいらっしゃいましたら紹介したいので教えてください。
というわけで前回の記事(ジャニヲタのための「自炊」超入門~雑誌タワーを攻略しよう(1)機材選びについて~ - ジャニヲタ見聞録)を踏まえた上で、今回は写真を交えつつ実際の自炊工程をお送りしていきたいと思います。画像大量なのでお気をつけて!使用機材については前回のエントリで大体紹介しちゃったんですが実際置くとこんな感じだよというわけでなう使用中のMy道具類をパシャッと…。
スキャナ(ScanSnap S1500)
大定番です。使用期間一年ちょい。私の狭い狭い机の上にもなんとか置けるサイズです。
裁断機(RC-A3)
前回紹介したものとは違うものを使ってますがタイプとしては一緒です。購入の理由はひとえにオークションで3000円だったから…。A3タテサイズまで切れるので多少かさばりますが大判の雑誌の処理には便利です。
ドル誌自炊タイムアタック!
実際の手順をただ紹介していくのも芸がないので、今回は実際DUET2011年5月号を一冊解体→丸ごとスキャン完了までどれくらいの時間でできるものなのか?というのをタイムを測りながらやってみようと思います。諸事情によりところどころ画像にぼかしを入れてありますがご了承くださいw
自炊手順(1)分解
私は製本機を使ってますが、代わりに一冊丸ごと電子レンジに掛けても(全体が熱くなるけど)糊が温まって分解は楽になるそうです。私も以前は電子レンジを使ってたんですが、なんとなく紙全体から水分がなくなってたわむような感じがするのと、シールが変質するので製本機に移行しました。
必要なのかはよくわからないけど温まった糊がはみ出すの防止で一応背表紙をクッキングシートでくるんでから入れるようにしています。どうでもいいけど「王子さま100人のLOVE&SMILE満開」ってすごいキャッチですね…。
まずとじ太くんのスイッチを入れると余熱が始まるので準備完了状態になるまで待ちます。余熱が完了した時点で[00:57]。そこでクッキングシートにくるんだ雑誌をとじ太くんに差し込みます。
雑誌を差し込んで45秒くらい待つと音が鳴る(この時点で[01:55])ので、その時点で引っこ抜くと糊が緩くなっていて、力を入れなくてもぺりぺりっと背表紙<>本体を剥がすことができます。
後は剥がした本体からピンナップとかシールとかアンケート葉書とかwのスキャンに掛けにくいものを抜いて、ロータリーカッターに挟める程度の厚み(1.5mmくらい?)に分解していきます。
WINK UPやDUETとかの厚みで大体5-6つに分割するとちょうどいいかと。まだ糊があたたかい内にぺっぺと分けてしまうと、力を入れなくても簡単に分冊できてラクですよ。もし電子化する気は全くない!という人でも製本機があったらカッターいらずで分厚い無線綴じの雑誌から必要なページだけ簡単に抜くことができるので、ファイリング補助としてもこれはおすすめです。
分冊完了した時点で[02:13]
自炊手順(2)裁断
裁断は(1)の手順で分冊したものの端を3~5mm程度切り落としていくだけです。
具体的な手順としては挟んで→
ストッパーを下ろして→
カッター部分を何往復かさせると端が細い棒状になって切り落とせます。
一応端っことはいえなるべく切り落とす面積は狭く行きたいんですが、狭すぎても糊が残ってしまってスキャナに掛けた時にひっかかって悲惨なことになりかねないのできちんとバラバラになっているかは要確認です。
全ての本文の端を切り落とした時点で[04:48]。雑誌の本文がただの紙束になりました。
自炊手順(3)スキャン
これはもう上記の手順で紙束状態になった本文をひたすらスキャンしていくだけです。全ページセットできなくもないのですがとりあえず2つくらいに分けてスキャナにセット→本体のボタンを押したら即スキャンスタートです。
ちょっとうるさいので壁際で深夜とかにはしないほうがいいかもしれませんが、ひたすら紙束を処理して行ってくれます。ScanSnapの場合は、現在スキャン中の画像をPC画面でプレビュー確認もできます。
多分スキャナと繋いでるPCのスペックとか、画質や圧縮率の設定によってもかかる時間は違ってくると思うんですが、ScanSnapの設定は「画質:スーパーファイン/圧縮率:3」の状態で一冊まるごとスキャン終了→PDFファイル保存完了した時点で[12:25]でした。タイムアタックはここまでということで。
ちなみに4回くらい途中で重送が起こったり詰まったりして止まってるので、全てスムーズに終わった場合だともう3分くらい早いかと…。分冊→スキャンしてる間に次を分冊~って順番でやっていくと一時間で6-7冊はまるっとスキャンできます。自ユニのページだけ取り出した分とかだったらもっとすぐ終わると思います。私は未来の自担問題以前に自ユニの分だけ取り出して保存にすると何か見落とさないかというのが怖くてwまるごとスキャンしてるんですが、分冊というか必要なページだけ先に抜いてスキャンする場合は、一冊ごとにやるより数年分まとめてからスキャンとかのほうが作業効率としてはいいような気がします。この場合だと別にスキャナ本体を買わなくてもまとめてスキャンする時にレンタルするとか、自炊レンタルスペースに切り抜きを持っていくとかでも対応可能ですね。
自炊手順(4)PDF圧縮
ちなみにこの時点では本文しか読み込んでないので後で表紙を別にスキャンして合成したりするんですがとりあえず今回は省略してみて、スキャン完了した時点で一冊分のPDFファイルができています。
結構月によって分厚さが違うんですがこの号は本文160ページでファイルサイズ150MBくらいになりました。これは大元のファイルとしてPC上に保存はするんですが、私のメイン使用タブレット(iPad2 wi-fi 16GB)にこのサイズのファイルを入れるとすぐにいっぱいいっぱいになってしまいます。ということで、iPadやiPhoneで読む用にPDFファイルを圧縮します。とはいっても別に何か特別なことをやるわけではなくて、Adobe Acrobatで該当PDFを開いて→[名前を付けて保存]の保存形式で最適化を選択するだけです。ちょっと時間は掛かります(3-5分くらい)が、これだけでファイルサイズが150MB→37MBくらいまで小さくなります。複数のファイルをまとめて圧縮することも可能なので、一冊ごとにというよりは、時間が空いたときにまとめてやった方が楽だと思います。私はScanSnapに付属していたAcrobatをそのまま使ってますが、他にもPDFを圧縮するソフトはたくさんあるのでいろいろ試してみるといいかもしれません。もちろん画質もちょっと落ちますが、iPadの画面で見る分には私は特に不自由ありません。ちなみにこの最適化して軽くなったファイルだと、WINK UP・DUET・POTATO1年分合計36冊で1.5GBくらいのファイルサイズなので一年分をタブレットやスマホに入れて持ち歩くのも十分可能です。私はめんどくさくてやってないですが、明らかに不要な広告ページとかも多少はあるのでスキャン後に削除したら圧縮しなくても結構軽量化できるかと思います。
自炊手順(5)閲覧
もうこれ既に自炊の手順としては完了したあとの話なんですが、私はiPhone5 32GBとiPad2 Wi-Fi 16GBを主に自炊した雑誌の閲覧端末として使用しています。別にAppleの手先じゃなくてAndroidのスマホもタブレットも持ってるんですが、ComicGlassというiphoneのリーダーアプリの使い勝手があまりにいいのでそれが使いたくて…。
コミックって入ってるので漫画専用かと思いきや、色々試してみた中ではドル誌を見るのにはこれが一番でした。とはいえ最新のアプリはあんまり試してないのでもっといいものが出てるかもしれませんが…。250円の有料アプリですが、価格以上の価値があると思います。
特にいいと思うところは
- (1)先読み機能でスムーズにページ送りできる
- (2)各ページのサムネイルを見ながらページ移動できる
- (3)ファイルの無線LAN転送が可能
ところでしょうか。圧縮したファイルなら本当にサクサク読めるし、(2)の機能を使えばこの号の自ユニのページどこだっけ…みたいなときに非常に探しやすいです。
(3)の無線LAN転送については専用ソフトをインストールする必要があったりしてちょっとだけめんどくさいですが、いちいちUSBケーブルをつながなくていいのは個人的にはめっちゃ便利です。あとただ単に大量の雑誌を電子本棚に並べて眺めるだけですごい満足感なので、どっちかというとこのために自炊してるのかもしれません…。
タブレットもスマホもいろんなサイズが出てますが、使ってみた感じiPad(10インチ)だと誌面をちょっと縮小したくらいの感じで実際の雑誌をめくる時とほとんど変わらない感覚で読めます。重いしかさばるので持ち歩きには不向きですが冬の休日の朝に布団の中で雑誌を読みたい時とかにはおすすめです。iPhone(4インチ)は拡大したら文字も全然読めるんですけど、どっちかというと延々と読むというより出先でちょっと古いドル誌の内容をどうしても気確認したくて!みたいな時にいいかも。iPad mini(7インチ)くらいのサイズはその中間といった感じでしょうか。雑誌には中途半端なサイズのような気もしますが、自炊した雑誌以外にも電子書籍を日常的に購入して読む人にはちょうどよさそうですね。
おまけ(ファイリング)
自炊でもなんでもなさすぎますが、解体後の雑誌からとりあえず自ユニのページだけ抜いて、一枚ずつ30穴のクリアポケットに挟んでファイリングもしてます。
どの切り抜きが何の雑誌の何月号かわからなくなるのでラベルもつけてます。
クリアポケットは超安いペラッペラの使ってて、ファイルは一冊400円とかのやつですが、背幅4センチでポケット100~110枚ほど挟めるのでこれが結局一番省スペースかつ安上がりのような気がします。でもこのファイリングは本当に自己満足で電子化されたファイルがあるとヲタ友がうちに来たときくらいしか引っ張り出すタイミングがありませんね…。この写真を撮るために引っ張り出したのがいつ以来だよという感じです。
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またしても長々とお送りしてきてしまいましたが、別にこれは単にいち自炊ジャニヲタのサンプルであって、もっと効率いい方法もたくさんあると思うのですが、自炊を検討中の方はちょっと参考にしていただければと思います。というわけでなんかほとんど自炊に関して言いたいことも終わった感じですが、補足的な感じでジャニヲタための自炊超入門、あと一回ありますので興味のある方はお付き合いよろしくお願いいたします。