ジャニヲタ見聞録

ジャニヲタのためのライフハック(笑)ブログ

「ジャニヲタは『全録』の夢を見るか?」~タイムシフトで録画生活は変わるのか~

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おたくの皆さんこんにちは!24時間、(レコと)戦えますか?というわけで今回のテーマは「全録」です!割と前回の記事の後に「ジャニヲタなら全録レコーダー一択だろJK」的なツッコミを頂きまして、これはやっぱり取り上げなきゃいけないなーと思いつつ実は私全録レコーダーをまだ買ってないんですね。この春に買おうかなーと思ってたところに突然青封筒が来たりなんだりっていうのと、対ジャニヲタで全録にどこまで意味があるのかっていう点で一歩踏み出せずにいたので実使用レビュー的なものは何もお送りできないんですが、「全録レコーダー」という商品がどこまでジャニヲタ的な使い方にフィットするのかというのを、機能を紹介しながら検討していきたいと思います。

そもそも全録とは何か

ていうか全録ってなんなのか初耳ですし、って方もいらっしゃると思うのでさっくり紹介していきたいと思います。全録というのは「24時間ずっと、複数のチャンネルの全ての番組を録画し続けて一定期間保存する」機能を持ったマシンのことですね。まるで過去に戻ったように番組表を遡って放送済みの番組を見ることが出来るので「タイムシフト」と言ったりもします。録画できるチャンネルの数はレコーダーによって違ったりしますが、それをすると何ができるかというと(録画し続けているチャンネルについては)予約漏れがなくなり、どんな突発的な自担のテレビ出演も、いつ流れたか分からないCMでも、絶対に捕獲することができるという夢のような商品です。ただ、現在出てる製品については機能的に制限があるものも多いので、そこについては後々解説してみます。

現在購入できる全録レコーダー

TOSHIBA REGZAサーバー DBR-M180

Amazon価格 72800円
同時録画チャンネル数 6(地デジのみ)
最大保存期間 8日間
HDD 2.5TB

2011年にリリースされた東芝の全録レコーダーです。全録機能は「タイムシフト」という名称になっています。大手メーカーのブルーレイレコーダーとしては初の全録機だったんじゃないでしょうか。もうリリースしてから1年以上経つのに後継機の話が全く出てこないのが不安ですが、7万で全録が手に入るのには心惹かれますね。しかしただでさえ不安定な東芝製レコーダーで全録ってまともに動くんだろうかと思いながらレビューを見ると、なんだかあまり安定性は期待できない模様ですwちなみに全録機能以外に通常の録画予約もW録で使用可能です。
HDD4TB・最大保存期間16日間のDBR=M190という上位機種も存在します。

Panasonic DIGA DMR-BXT3000

Amazon価格 94800円
同時録画チャンネル数 6(地デジ・BS・CS)
最大保存期間 16日間
HDD 2TB

つい最近の2013年2月にリリースされたPanasonic製の全録機です。全録機能は「チャンネル録画」という名称になっています。9万と軽い気持ちで手を出すのはちょっと気が引ける価格になりますが、私が買おうか検討していたのもこれですね。全録機能以外に使用できる通常の録画予約は、W録ではないシングル録画になります。有料サービスを使用すると、録画番組の詳細情報を後から検索できるのが嬉しいですね。

バッファロー ゼン録 DVR-Z8

BUFFALO 8チャンネル自動録画 HDDレコーダー [全録 ゼンロク] 2TB DVR-Z8

BUFFALO 8チャンネル自動録画 HDDレコーダー [全録 ゼンロク] 2TB DVR-Z8

Amazon価格 56000円
同時録画チャンネル数 8(地デジのみ)
最大保存期間 8日間
HDD 2TB

BDドライブがついてない=外付けHDDに保存するしかないので永久保存が必要なジャニヲタ向けの商品ではないと思いますが何と言っても5万程度で買える格安さは魅力です。どちらかというとおたく関係ない番組は全部こっちで見る用にしたらレコーダーはすっきりするかも?っていう用途ならいいかもしれない。全録機能以外の予約録画機能はありません。編集もできないので今回の検証対象からは外しておきます。

現在購入できない全録レコーダー

PTP SPIDER ZERO

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価格 不明
同時録画チャンネル数 8
最大保存期間 2週間程度?
HDD 不明

SPIDER
聞き慣れないメーカーですが実はアナログ時代から全録マシンをリリースしている最古参です。もう既に法人向けの地デジ全録機は出ていて、評判も上々のようですが家庭用は昨年末発売予定だったのに未だに値段もわからないという状態なのでレビューも検証もできないという…。今出ている情報だと

  • 本体にBDドライブはついていないが、対応のレコーダーに転送したらBD保存も可能らしい
  • プロ向けの強力な検索機能が使用可能らしい
  • 月額料金がかかるらしい?

ということで個人的にはめちゃめちゃ興味があるし、使ってみたい気持ちもすごくあるのですが、こんな感じだともし発売しても手に入れるまでにめっちゃ時間がかかりそうな気がします。

ぶっちゃけ「全録」ってどうよ?

上記の機種を購入検討に当たって色々調べてみた結果、「全てのジャニヲタに全録レコーダーがフィットするわけではない」というのが今のところ私の結論です。勿論これで飛躍的に録画の悩みから解放されるジャニヲタも絶対いると思いますが、特に「ジャニヲタは人一倍編集・保存に拘る人が多い」という事実を鑑みると必ずしも全録が一番使い勝手が良いわけではないような気がします。というわけでいちゃもんをつけるわけではないですが、その理由を挙げて行ってみましょう。

保存にかかる手間

全録機能で録画した番組の編集→保存はどの機種でもひと手間かかります。何故ならレコーダーの中で「全録機能で録った番組を保存している領域」と「通常の予約録画・編集用の領域」が分かれているからです。ということは、例えば自担の舞台ゲネプロの次の日に、やじうまとめざましとZIP!とチェックタイムでワイドショーの芸能コーナーがひっかかっていたとしますよね。もちろん全録レコーダーなら本領発揮して全部録画はできています。できてるんですが、その各2時間半とかあるワイドショー番組のなかから、せいぜい保存が必要なのは1-2分です。しかし、その1-2分のために全部で10時間くらいあるワイドショー番組をいちいち全録領域から編集用の領域までコピーしないといけません。レグザサーバーは10時間の番組をコピーするのに大体10時間かかるらしいので、あんまりこういう使い方は実用的ではないような気がします…。DIGAの方は高速ダビングも可能だし、BDに直接焼くこともできるのでそこまで時間はかからないと思いますが、それでもコピーは番組単位でしか不可能なようなので、編集前に一回移動しないといけないっていうのがものぐさ的にはどうかなあという気がします。

「全録」の画質

スペック表に表記した「最大保存期間」というのは、全録の画質を最低画質に設定した場合、何日分の番組を保存しておけるかという期間です。そして、おそらくこの最低画質で満足できるジャニヲタはあまりいないのではないでしょうか?別に見て消しなら問題ないと思うのですが、やっぱり自担映像の捕獲に使用するならなるべく綺麗な画質がいいというのはあるでしょう。REGZAサーバーなら最高画質=DRで全録することも可能なんですが、その場合DBR-M180だと保存期間は1.5日間です。DIGA BXT3000は最高でも2倍モードの録画しかできず、その場合は保存期間は2日間です。2日間家を空けるとか遠征期間なら全然よくあることだと思いますが、その間に録画できていても消えてしまうって考えるとちょっと二の足を踏んでしまいますね。まあ録れないよりは低画質でも録れてるだけマシだとは思います。
あと、最近の長時間モード録画はかなりきれいな画質になってきているので、3~4倍モードの画質でも超大画面で見るわけでもなかったらあまり気にならない気はするんですがどっちかっていうと気持ちの問題ですね…w

地方民のデメリット

そもそも民放2局しかないような地方の人とかだとこんなもんあってもどうしようもねーよちゃぶ台バーンだと思いますw
また、放送の後から「番組内容を検索して探せる」のが全録の大きな魅力です。しかし、REGZAサーバー・DIGA両機種でもちろん過去の番組表の上の情報は保持しているので、放送前の番組表上の情報から検索は出来るんですが、それこそ予告なしの飛び入り出演だとか、WSの中の一コーナーを検索するとかは難しいです。
一応DIGAは有料サービスに登録すると、放映後に更新される番組情報からの検索が可能なので、自担の名前で検索して出演部分を確認したりできるのですが、地方局の独自番組は非対応だったりします。例えば愛知県は全国放送の番組しか検索できないので、「ドデスカ!」の芸能コーナーの内容については自分で確認するしかありません。逆に言うと首都圏キー局ならCM情報まで検索できるので、首都圏在住の人は購入に迷う要素が少ないかもしれません。
ちなみに別に全録機じゃなくてもDIGAのサービスは使用可能なんですが(こんな感じで↓)
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確かにこれが放送した番組全部で出来たらありがたいですよね、今ならツイッター検索である程度はフォローできちゃう気もしますが…。

というわけで、全録レコーダー自体がそもそも何かのおたくというよりは、「何か面白い番組はないかなと探している人」「テレビ番組は見たら消す人」向けの商品なのでは仕様を見ていて感じたので、ジャニヲタが全録部分をメインとして使用するのはちょっとどうかなーとも思ってしまったんですが、もちろん全録だけではなく普通に番組表からの録画も可能なので、全録機能はあくまでサブとして、重要な番組は自分で録画予約して、漏れたものを全録から拾うといった使い方なら色々補ってくれてちょうどいいような気がします。二台目のレコとしては最高かもしれません。しかし今のところ全録=録画予約から解放される!ってわけでもないのかなーと。そもそもジャニヲタは雑誌の整理だとか現場だとか現場のための金稼ぎなどで忙しくてテレビの前でなんか面白い番組ないかなーってしてる時間がある人はそんなにいないかもしれないし…。

まああと、ジャニヲタでも別にジャニーズだけ見て生きるに非ずなのでw自分で録画予約するのは保存前提の番組だけにして、自担関係ないバラエティとかドラマとかは全録から見る…とか使い分けたらかなりいいかもしれません。非ヲタの家族と共用してる人とかもそっちと予約が被って問題になるとかいうこともなさそうだし、TLで話題になった番組とかは後からでも追えるし…うーんやっぱり欲しくなってきた!wでも、ジャニーズと言えど芸人さんとかAKB48などの巨大組織と違って、実はごく一部のタレント以外は把握しきれないほどTVに出たりとか実はあんまりしてないなーとも思うので、基本の予約は手動っていうのは結局変わらないんじゃないでしょうか。出演が決まったらすぐに情報共有される世の中なので「自担が出ることを全く知らない番組にいきなり出ていた」って機会はそこまで頻繁にはないような気がします。

しかしものすごく個人的な意見ですが、録画予約をし逃すうっかりさんは結局全録で録れてても忘れて保存期間が過ぎるうっかりさんになるだけなのでは?というか私がそうなるのでは?って思ってるんですがw実際使ってみて気付く便利なことっていうのも沢山ありそうなので、そのうち購入してレビューしたいですね…と思っているうちにまた青い封筒が届く予感しかしません!実際に全録使ってるジャニヲタさんからの相違点のご指摘等ありましたらコメント欄から指摘お願いします。